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アウシュビッツ -1-
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20世紀最後の夏、アウシュビッツへ行ってきました。
終戦記念日前後、テレビなどでは突然戦争特集になります。
まるで夏の風物詩って感じです。
でも、それらの多くは戦争の悲惨さを伝えるだけです。
それでいいのだろうか?
と、夏が来る度に僕は思います。

なぜ戦争を止めることができなかったのか?
戦争に反対した日本人はいなかったのか?
日本でレジスタンス運動はおこらなかったのか?

反対した日本人はいたしレジスタンス運動もおこった。
なぜそれを教えないのか伝えないのか。
外国のレジスタンス運動は英雄的に取り上げるのに、
本当に疑問です。

「団体旅行」で許される範囲内での行動です。
本などで見る写真とは比べ物になりませんし
僕はアウシュビッツについての研究者でもなんでもありません。
ここに記していく事柄は現地のガイドさんに聞いた事が主です。
なお、2000年当時の貧弱なPC環境での作業ゆえ、
写真のサイズも小さく、見づらいですがご勘弁を・・・


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「働けば自由になれる」と書かれた皮肉なプレートをくぐり抜け、
収容所内へと入って行った。

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女性がひとり放心状態で座っていた。
あまりの悲惨さにやりきれなくなったのだろうか?

どんな場所に行ったとしても、素敵な女性がいれば
レンズを向けてしまう私です・・・^^;

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ナチは、強制労働につかす囚人達を鼓舞するべく、
捕虜の中から音楽経験者を選びだして楽団を結成し、
朝夕演奏させたそうだ。

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「この捕虜収容所にはヨーロッパのいたる所から囚人が送り込まれた」
という事を表した図。中央の丸印がアウシュビッツ。
アウシュビッツという名は占領したナチがつけたもので、
元の地名はオシフィエンチム市という。今はもちろん後者だ。
解説を聞き、日本も同時代に朝鮮に対して同じ事をしたのを思い出した。
侵略者というのはする事が一緒だ。

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ナチがこの地を強制収容所に選んだ理由として

・ポーランド軍の基地があったためその兵舎を利用することができた
・ふたつの川に挟まれていたため隔離するのに都合がよかった
・線路が通っていたため、大量に送り込むのに便利だった

などがあげられる。
写真で見るとおり、思ったよりきれいな事に驚かされた。
が、その思いは、午後にはくつがえされた。

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当初ナチは、このように写真を撮って囚人達を管理した。
しかし、大量に送り込まれるようになると時間と経費の
節約のために、腕への入れ墨に切り替えた。
幼い子供の写真もあった。

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死体を焼いている写真。
こういった写真が残っていること事体が珍しいそうだ。
というのも、ナチは退却の時、証拠隠滅のためにあらゆる
資料を焼却して出て行った。
そんな中の、かろうじて焼け残った写真の一枚だ。

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こういった、オブジェ的展示品は少ない。

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大量虐殺に使用されたチクロンB。

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クツの山。
いったい何万足のくつがあるのだろうか。
犠牲となった人々一人ひとりが残したモノは、
圧倒的迫力で見る者を襲う。

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義足類。
身障者も容赦なく連行された。
いや、戦争になると社会的弱者こそがまず抹殺される。
日本でもそうだったではないか。

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可愛かったであろう子供の、
小さな洋服やおしゃぶりが見る者の涙を誘う。
いったい彼等に、虐殺されるべき何の罪があったというのか。

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食器類。
ナチは、連行するにあたり持ち込む荷物の重量を制限した。
収容者はとうぜん軽くて高価な貴金属類を持ち込む。
彼等はそれらをかたっぱしから掠奪した。

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かごやボストンバック類。
ここは悲惨さを売り物にしたりはしていない。
ただ事実だけが展示されている。
だが、その事実を直視する事により、
侵略者への強い怒りが湧いてくる。

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メガネの山。

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司祭の服で作った布。

   *********

ガイドのピンドールさんの話によるとナチスは当初、
アウシュビッツをユダヤ人虐殺のために作ったわけではなく、
ポーランド人の政治犯を収容するために作ったそうだ。
そして、アウシュビッツがポーランドにあるために、
大量虐殺を行ったのはポーランド人だという
誤った認識を持つ若者が増えているらしい。

なお、ピンドールさんは日本留学の経験もあり、日本語はペラペラでしたw


つづきます



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