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「盗撮」も極めればアートになる
昨日は手を抜いちゃったんで、
今日はマジメに写真を語ろうと思います。

森山大道さんが好きなのはすでに書きましたが、
写真にのめり込むきっかけが彼だっただけで、
他にも好きな作家はたくさんいます。


その一人にジョンヴェルさんという方がいるわけです。
そりゃTAMARAさんだっていろいろいるわけだから、
ジョンヴェルさんがいたって不思議じゃないけど、
僕の言ってるジョンヴェルさんはフランスの
ファッションフォトグラファーで、
とても素敵な男性でモテモテ男です。

ファッションフォトグラファーってことは
素敵なモデルさんと知り合う機会も多いわけでして、
モテモテ男のジョンヴェルさんは、いろんな
モデルさんと浮名を流すわけです。
早い話が次々と同棲するんです。

で、その、何人かのモデルとの共同生活の
一部を切り取った写真集が「BIS JONVELLE」。
言わば、彼とモデルとの日常。

20170916a.jpg


こういった、生活の中での動きの一瞬といった
自然な写真が好きなんですよね。


「BIS JONVELLE」いい写真集ですよ。




モテモテ男の次は、
こりゃ多分女性は逃げ出すだろうな(失礼!)
と思われるような風貌の方。
実は、デハラユキノリさんの作品で彼のことを知ったんですが、
このワンオフ作品

「オレのフィギュア作ってもろうた」

と見せたらみんな信じ込み

「ホントや。いいなぁ・・・私も(僕も)作ってもらいたい」

というほどに僕に似てる。
・・・てことは、
僕も女性に「逃げられる」口ってことにもなりますがw
まぁ、兎に角、こんな方です。

20170916b.jpg

手に持ってるカメラ、実は手作りなんですよ。
廃材を拾ってきて作ってるそうです。

Miroslav Tichy
このサイト からの引用です。

1926年誕生 - 2011年没

チェコ共和国に生まれる。

1948年、プラハの美術学校で絵画を学ぶが、
共産主義による政変で労働者の作品を制作するよう強いられ、
ティッシーはこれ断固拒否し8年間投獄される。

その後、精神病院に入院。
地元に戻った彼は両親の障害年金で暮らし、
アルコールに溺れながらも絵画を描き続ける。

1960年頃からはボロボロの服をまといホームレスのような生活を送る。
45年もの間、手製のカメラで盗撮しつづける。
数十回も逮捕されながら、何かに憑かれたように
女性の姿を1日に100枚以上撮影する。
2004年に世界的なキュレーター、ハロルド・ゼーマンに発掘される。



キュレーターに発掘されなければ
はた迷惑なおっさんでしかなかったわけだけど、
アートというのはわからないものですね。

上の写真で、氏の右側で前かがみになってる女性は
氏の写真集にそのような格好で写ってる女性です。
つまりは「盗撮」された女性をデハラくんが、
面白がって「オマケ」で作ったんだろうと思います。

氏の写真と作品を少々ご紹介します。

20170916c.jpg

手作りカメラが凄いですね。
何ミリくらいの望遠なんでしょう?
このカメラで撮った(と思われる)写真です。

20170916d.jpg

ノーファインダーの名手」とは彼のことですw

20170916e.png

輪郭を鉛筆かなにかでなぞってます。
まだまだ印刷の悪いころに、
新聞写真ではよく使われた手法ですね。
絵描きさんなのでお手の物ですw

20代前半の頃ミニコミ誌を作ってる会社に勤めてたんですが
その時の、元新聞記者だった編集長に、

おまん写真学校行ってたそうやけど
プリントを鉛筆で修整できるか?

と聞かれたことがあります。
もちろんできなかったのでそう答えたところ、

写真学校ではそんな実用的なことは教えんがか。

とか言うてました。
その後勤めた営業写真スタジオ(*1)の大将も、
ネが修整(*2)は鉛筆修整だったので
当たり前の技法だったのかもしれません。

20170916f.jpg

絵かきなので「額」も自分で描きますw
おまけのYouTubeです。




20170916g.jpg

Die Stadt der Frauen も、ドイツ語で
意味分からんけどなかなかいい写真集ですよ。



デハラくんはツイッターで

◯ッ◯スがしたいんです

と叫んだりはしてますが根は真面目な好青年です。
どこかで彼の作品展を見かけたら、
ぜひ立ち寄ってくださいね。


というわけで、今日は、
家庭内盗撮のジョンブルさんと屋外盗撮家のティッシーさん・・・
「日常」を残す、対象的な写真家二人を紹介させていただきました。


ではまた明日〜



(*1)婚礼とかお見合い写真、学校や幼稚園写真のことを営業写真と言います。

(*2)鼻筋なんか、それは見事に通りましたw







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