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24年ぶりですね
今日は「とんかつの旅」。
6回目・・・かな?
前回はカツ丼だったのでちょっと違うけどまぁ、いいか。
そのひばり食堂の帰り道「次回は○○に行きませんか?」
とVIVIO君に言われ、ちょい検索してみた。
店主は東京で料理の経験もあるそうだ。
その時はそうかいな・・・くらいにしか思わなかったけど、
今日向かう先は昔仕事で何度も通った地。
行く道すがらいろんな過去の出来事が頭をかすめ、
ひょっとしたら店主はあの方じゃないかな?と思い始め、
店の前を通り過ぎるとそれは確信へと変わった。
今回もまた、早く着きすぎて店を素通りし暇を潰していたのです。

20210421c2.jpg

とんかつ定食700円。
コスパ最高だし今までで一番良かった。

20210421a.jpg

うれしいのは味噌汁がしっかりしてたこと。
とんかつは美味しくても味噌汁が残念な店も多いですからね。

20210421b.jpg

フロア担当されてる女性に聞いてみた。

「奥さんですか?」

「そうです」

とのこと。
雇われの方だったら聞いてもしょうがないですからね。

「昔、こんな髭面のヤツが写真を撮りにきませんでした?
下の家で、ご家族で撮りましたけど」

「笑いの里でですか?」

ちゃんと覚えてくれてるよ。
僕自身は「笑いの里」というのは忘れていたけど

「そうです。そうです」

と相打ちw
当時、3才だった上のお子さんが今は27とのことで、
撮影したのは24年も前になるそうな。



僕が仕事してた会社の部署にある年、新人M女史が配属された。
何事にも真摯に立ち向かう素直な子で、そんな彼女を
面白く感じた僕は、車中ではモノクロ写真の素晴らしさを説き、
喫茶店等での休憩時は写真集を見せ、洗脳しまくったのですw
なかでも藤原新也の「少年の港」を引き合いに出し

「これ、ええやろぉ。こんな写真撮りたいき仕事取ってきて」とw

でもねえ、彼女たちの得意先は行政なわけで、
オールモノクロって、まぁどう考えても無理・・・
と思ってた数年後、

「TAMARAさん白黒で撮ってください」

と喜び勇んで電話がかかってきて驚いたのなんの。
村勢要覧の仕事でしたが、でもやっぱり相手は行政。
今後の使いみちも考えるわけで、しばらくして

「カラーで撮って白黒変換したい」

と言い出した。
でも

「白黒で撮る時は白黒の目になってるから、
カラーを白黒変換した写真とは雲泥の差。
それではいい作品にならない」

とか強弁し、M女史も相手を説得した。
「いい物を作るためには一歩も引かない」
若いのにここがM女史の素晴らしいところで、
僕が見込んだ以上の女性だった(笑)

で、僕は会う人会う人に意図を話しモデルになってもらい、
ローラーフレックスで撮りまくったんだけど、
最後の最後に、行政の方から

「この方たちも撮って欲しい」

と注文出たのが今日の方たち。
聞けば東京から妻の実家に帰ってきたばかりの方たちで、
おばあちゃんも生まれたばかりのお子さんもいて
「笑いの里」にふさわしい3世帯同居。
その時はまだ店は始めてなかったけど、
始めたら一度来たいな?と思ったことを覚えてる。


仕上がりは同業者の間でもけっこう評判がよく、
同じようなのを作りたいと何箇所かから話もあったけど企画段階でポチャリました。
同じ金出してなんで白黒?という思いがクライアントにあり、
そこを説得しきれなかった以上に、M女史ほどの熱意がなかったのだと思います。

20210421d.jpg
<帰りにJAで竹の子ゲット>

6切でプリントした写真は印刷後返却されるつもりでいたけど
その写真を使って写真展をしたい。で、写真展終了後、
モデルになっていただいた村民に差し上げたい・・・
という話が持ち上がり

一応オリジナルプリント(*)なんだけどなぁ・・・
それをタダであげるのか?

とも思ったけど、そんなケチくさいことは言わず

「いいですよ」

と返事しました。


昔、後輩のプロカメラマンが七五三の撮影をモノクロで頼まれ、
そいつ、暗室経験がないものだから全部教えてあげた。
で、印画紙乾燥も終え全てが終了した時

「いくらもらったらいいでしょうねえ?」

と撮影料を相談された

「いくらって、写真館で撮ってもらったら15000円くらいだから
そのくらいでええんやない?」

と答えたら

「オリジナルプリントですよ?安すぎません?」

と言いやがった。

お前なあ、暗室作業したこともないヤツが
オリジナルプリントなんて偉そうなことぬかしたち通用せんぞ

と言いたかったが「夢」を壊すようでよした。
いくらもらったかは聞いてないです。



(*)写真家が自分の作品として認めたプリントのこと。写真家自身が認めたものであれば、本人以外がプリントしたものでもオリジナル・プリントと呼ぶ。写真家によっては目が飛び出るほどの高額の場合もあるけど、僕クラスでも通常、写真屋さんでプリントしてもらうプリント料よりは高い。




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